2011年2月13日日曜日

うぐいす色とは


最近鳥見をしていると身を隠して行動しているはずのウグイスが姿をあらわす機会が二回あった。
ウグイスの色は鮮やかな色ではない、極めてくすんだ緑色かオリーブ色で和菓子の鶯餅や梅に鶯の絵に描かれているような鮮やかな若草色ではない、どうして実物と色とが違っているのか不思議だと思っている。染料の原料が出来上がった色と違っているのは藍とか紅花の色で知っているが実物と色とが違うのはおかしい、種々検索をかけてみると諸説があり、鶯色にしても何種類もその業界で標準とされている色が微妙に違っている。
僕は梅が開花した時に蜜を吸いにメジロがよく行くが、それを鳴き声が良いウグイスと間違えていると
思うのだが真実や如何に。


写真は地面に降りたウグイスと陽光の下に出たウグイス


  次々と消えゆく雪や春便り     七一翁




http://www.weblio.jp/content/%E3%81%86%E3%81%90%E3%81%84%E3%81%99%E8%89%B2

3 件のコメント:

ISI さんのコメント...

僕の母親は家計のため、つねに和裁の内職を続けていました。で、僕は子供のころから各種反物、京染めの色見本に囲まれていました。
鶯色は結構重要な色で、いま僕が持っているイメージ(キレイな黄緑)ではなく、本物の鶯に近い色だったように思います。大手印刷会社などで出している和名色の色見本でも、いま手許にないので自信がありませんが緑灰色に近いと思います。(PC のモニタでもそう見えます)
メジロの体色と混同したのか、菓子屋のせいか……。本物のウグイスを見ることがなかった北海道育ちの僕の場合は、いつの間にか色のイメージが変わってしまっています。

zenzii さんのコメント...

そう言えば
鶯色のウグイスを見た覚えが買いような気がする。
ウグイス色と言うから、沼さん言うごとくメジロを見つけると・・・ウグイス・・となる。
しかしボクには「ウグイスパン」の方が先にイメージしますね。

さんのコメント...

ISI 様

 染物屋さんの鶯色は古来からの色でしょうね、ウグイスはサハリン南部、沿海州、朝鮮半島、中国大陸にも生息しているようでして音威子府で何回も見ましたが内地ほど何処にでもいるとはいきませんでしたね。

zenzii 様

 ウグイスパン、ウグイス豆・・・・などメジロ色した食べ物が沢山ありますね。
メジロ即ウグイスなんでしょうね。