2011年5月31日火曜日

涼しい

五月も終わろうとしているのに涼しい、今朝テレビニュースを見ていたら銚子からの中継で現在の気温12℃だった、その時の外気温を見なかったので東京の気温は分からないが昨夜は夏掛けで寝るにはうすら寒く毛布を併用したほどだ。
鳥見に長袖のスポーツシャツ一枚で玄関を出たらひんやりとしていたが日差しがあるし歩けば汗をかくとそのまま出かけた、神田上水の淵を歩いていったが少しも汗をかかない。
公園の中へ入ると風があり更に涼しい、木陰は寒い、薄いシャツを少し強い風が通り温度差からか初めての経験だが気分が悪くなりかけ慌てて日差しのある比較的気温の高そうなところへ移動した。風の当たらない場所へ行ったら気分も良くなったが浪曲天保水滸伝の一説が思い出される陽気だ。


  きいちごの色味好くて雨上がり       枯沼

2011年5月30日月曜日

洞庭湖が干上がった

台湾の電子新聞を読んでいたら中国で淡水湖として二番目に大きい洞庭湖が干上がって草原になったと見出しがついていた。或いはわが国内でも報道された事かもしれないが(大抵の世界ニュースは台湾で報道されてから遅れて日本では報道される)現在ネズミが大繁殖しているそうだ。
原因は長江流域が雨不足だそうだ、この影響でトウモロコシと麦が不作で米国でも水不足から今年は減反しており今年の植え付けを終了しているため米国でも増産出来ないと書かれていた。
この意味する事は重要で世界的に次年度以降穀物不足から家畜と食糧が不足する事で放射線量と津波、地震で田が破壊され稲作に影響が出ている日本も影響を受けると推定している、来年以降に食品の価格が値上げされる可能性大だ。
震災の復興に多額の費用が要り増税などでまかなわれる事になるだろうから暮らし向きが大変だ。

   カモ孵りアサザ踏み付け引越しす         枯沼

2011年5月29日日曜日

とんび雑感

トビが何故とんびと呼ばれるのかは知らないのだが。
とんびは流行歌ではくるりと輪を描いたし、火鉢でするめを一枚焼くと必ずとんびとからすがついていたが今ではするめを一枚焼く事もなくなってしまった。
漁港へ行くと大空を何羽か飛んでいて干物加工場や漁港で魚がこぼれるのを見ているし稲刈りの終わった田んぼの上でも旋回し落穂を食べに来たスズメや野鼠を狙っている。
露天や商店の店先の商品をかっぱらうのをとんびと言ったし、冬になると和服の外套としてとんびと呼ばれるオーバーを着ていた、柳家小さん氏がよく似合ったのは奴さんみたいな体型からかな。
先日も熱海のバラ園でお弁当を広げている人を急降下して掠め取ろうとした、とんびに油揚げをさらわれる光景だったが、トビは油揚げのような薄いものでもさらって行くから大切なものはトビに限らず注意しろと喚起した事が由来ではなかろうかと思っているのだが。
トビが関わる言葉でよい言葉はとんびが鷹を産むか金鵄だろうか。




 入梅て物黴そうで元気なし      枯沼

2011年5月28日土曜日

スイカズラ

今、若干日陰の玉川上水のところどころに芳香が流れる、実に鄙には稀な良い匂いだ。
匂いの主はこの花で白花が混じって咲いている場所もある、近所のお宅の塀では白い花が殆どだ。
ジンチョウゲやキンモクセイも良い匂いだが少し芳香の種類が違うが実に香しい。
名前の由来を調べてみたら、この花の蜜が甘いので甘味が乏しかった古代に花を吸ったのでスイカズラとついたそうだが未だ試した事がない。
忍冬(ニントウ)とも呼ばれ冬を忍ぶからついた名前だそうで与謝蕪村の句に 蚊の声す忍冬の花散るたびに がある。
この外にテイカカズラ、ノウゼンカズラなどカズラと名のつく植物があるのでカズラを調べると蔓草の総称と広辞苑には書かれていた。




  蚊は来ずに忍冬の花ほろほろと           枯沼

2011年5月27日金曜日

身体の復調

たぶん黄砂のアレルギー物質黴生物またはウイルスによる鼻炎、これは今もって左の鼻の通りを悪くしくしゃみが出る。
この投薬の影響で立ちくらみや倦怠感、特に午後からの血圧の低下があると思っていたので全て服用をやめて様子を見たが変らない。
今度は利尿をよくするために血圧効果の作用もあるものを泌尿器科で投薬していた、この薬の効き目はすばらしく少年に戻ったような排水作用があるが、これを止めてみると倦怠感、血圧低下、立ちくらみが止まった。旅から帰り医者様へ出かけて状態を話したら、それじゃ止めましょう、ひと月様子を見て考えましょうとまた排水に支障が出て来たが鳥見に行こうという意欲も出たし酒欲食欲が出て来た。
排水の支障は睡眠につながるので困るのだが。


    紫陽花の季節到来曇り空          枯沼

2011年5月26日木曜日

今日もノアザミ

昨日の晴天は梅雨前の最後の五月晴れだったような気がする、今日は今にも降り出しそうな雲行きで鳥見も精彩がない。
台風も来るようで通過後は早めの入梅になりかねない、こうなると鳥見しか趣味の無い人間にとって毎年死の苦しみだ、過去のファイルを見て写真を拡大したり縮めてみたり加工の練習でもして時間をつぶす他に手立てが無い。
昨日ノアザミを400mmのレンズで撮ってみたがピントが今一だったので今日も撮ってみたが満足出来ない、いわゆるジャスピンでない、何処がいけないのか悩む。


   影短かアザミ直立夏至を待つ   枯沼

2011年5月25日水曜日

不潔なカバン


 乗り物でも街中でも駅の厠でも要するに平らならな場所は何処にでも最近の人はカバンや荷物を置く、その場所が汚れていようがおかまいなし。
込んだ電車の床にカバンを置き両足で抑えている一見会社勤めのピシッと決めた服装の青年、厚い漫画本を眺め乗り降りの妨げになっていても我関せず、この手合いが3人もいたら悲惨だよ。
高校生も集団で駅や車内の地べたに置いているが歩きにくいし狭いホームでは危険だ。
あの汚れたカバンを持って帰宅し殺菌剤で拭かないでそのまま部屋へ持ち込んでいるのだろうか、駅の厠の濡れた足跡が続く場所に置いて立ち話したカバンをだぞ。
何故持てなければ車内では荷物だなに載せないのだろうか、実に不潔な微粒子、汚物の微細辺、ばい菌やダニの運び屋をしているのだよ。 
最近流行のO-111だって簡単に家庭内へ持ち込んでしまう、美しいご婦人が乗り物に座り足元に
荷物を置いているのを見ると百年の恋も冷める。


 梅雨間近誰が教えしアザミかな       枯沼       



2011年5月24日火曜日

吾が医者様



以前も書いたが吾が医者様はご夫妻診察日とどちらかの診察が曜日で決まっている、旦那の患者は少ないので担当の曜日に行くと待たされることは無い、医大の医局勤務が長く現在も兼任のようで学究肌で患者とはそりが合わないから空いているのだと思う。


例えば風邪を引いて診察し薬を4日分処方してもらい4日後にまた来いと言われても良くなったら行かない場合、それを忘れて何ヶ月か後に行くと何で来なかった、貴方の身体がどうなったか経過を見たいから来てくださいと言ったと怒る。


 昨日も逆流性食道炎の経過を話し、夜咳が出るのは胃酸の関係だと思うから夜も投薬してくれと言ったら咳の原因はそうだ、しかしあの薬は1日一回で充分だから出せない。貴方の生活習慣が悪い、食事内容が悪いとか生活に原因があるのだろうからよく反省してみろと怒り出した。


心当たりが無いと反論し、どうしたらよいかと聞くと朝を夜に変えるとか頭を使うか、20mgを10mgの錠剤にして朝晩飲むようにしたらよいじゃないかと考えろみたいな物言いだ、黙っていたが実は投薬は10mgだったのを彼が間違えているのだ、とどのつまり朝10mg2錠服用する事で28日分処方してくれ、頭を使い朝晩一錠ずつ服用する事で決着。


彼にコレステロールとか肝臓の血液検査の最近の状態を測ってくれと頼むと、このような数値は一年一回測ればよいのです。過剰診療する必要はありません、貴方は指示どうりの食生活をしていれば変わらないと何回も言っただろう、それが何故知りたいのかと逆に質問される。


家人は奥さんは良いが旦那は嫌だと医者を変えろと勧めるが、もう暫く口論してみるか。




  切り分けた西瓜ならびし路地の店

2011年5月23日月曜日

鉛筆画の個展

渋谷に用事があったのでご案内をいただいていたひげ親父さんの個展を見せていただいた。いつも驚くのはたった24色の鉛筆で複雑な色使いが出来る事だ。このメンヒは写生に出かけれれ描かれたものだが白い雪の部分は画用紙の地の白色、見て不思議な絵の表面なのでどのような色の塗り方をされているか伺ったら塗ってませんとの事。他に打ち寄せる波も生地のままだし鉛筆だからこそ表すことが出来る筆致でしたし合掌造りの民家のように塗り重ねた古い木造家屋と古い障子の白さの質感がえもいわれぬ傑作まで計30点もあり心と目の保養になりました。
せっかくの絵が私の下手な写真で本物との相違が出来てしまいすみません。




  なに悩み無くすくと伸びたり夏草は       枯沼

2011年5月22日日曜日

古紙回収

町内会の地主さんらしき方々たちが日曜日に古紙回収をしている、モミジマークを貼った石屋のトラックに日焼けしたゴルフウエアーの僕くらいのご老人が二人乗り、車の前後を5,6人の同じくらいの男女の方が先導したり出されている古紙を持ち上げたりしている。若者が一人もいない、地主以外は借家か最近土地を買った若い人ばかりで地主の方が全て仕切りで新しい方々は手を出せないような雰囲気だ。
まだまだ若い者に任せて置けないとお想いの方々、これから先どうなるのだろう。


夏蝶の動き激し我後に          枯沼

2011年5月21日土曜日

昼寝と電話

見に行き鳥果があがり鳥見の方は夏鳥の主役が撮れたので意気軒昂たるページとなった。
家族は出かけて留守だ、シャワーを浴び昼食をとり、少し昼寝を仕掛けたら電話が鳴り娘へ連絡が欲しいというので連絡し横になるとまた鳴り数回続く、僕が昼寝をしようとしているのをどうして知っているのだ。何回も何回もかけてくるのだ、平日は昼寝をしないから掛かって来ない。


  アヤメ咲き汚れた川を隠してる           枯沼         

2011年5月20日金曜日

携帯が聞こえない

お水濡れの基盤交換しメーカーでの修理を信用し貸し出し機の全て削除と電話番号移入だけを行い帰宅した。
今朝外出先で家人へ電話したら聞こえないのだ、耳が急につんぼになる訳はないし、未だ修理出来てないのかと思った、よーく耳を澄ますとかすかに家人の声らしき音が聞こえるが街路の騒音で会話にならない、家人は聞こえているらしく一方通行で用件を喋り電話を切った。
電話機をよく見ると粘着フィルムでキーボード以外は表裏、内側すべてピタリと包まれているではないか、フィルムを剥がして再度かけたら正常に聞こえた。
傷がつかないように包むのはよいが返却時に聴き取り難いよと教えてくれればよいのに。


   写真は雨が止んだ早朝の大室山


  
   昼の影短くなりつ夏近し          枯沼

2011年5月19日木曜日

お水濡れ

白い犬の会社から電話がありお客様のお電話はお水濡れですから電池パックがお使いになられない状態です。新しい電池パックと交換されると3100円かかりますが、それでよろしいでしょうか?
よろしいも悪いも電池パックを交換しなければ使えないのだから単刀直入に言えないのだろうか、客応対マニュアルがそうなっているのか。子供じゃないんだからお水濡れも気にいらない。
またやってしまった、電話機もズボンもお洗濯しました。
お水濡れの保険を今回はかけておいたから修理代+電池パックで8000円ちょいですみそうだが、直ぐにヘヤードライヤーで乾燥させたら電池代だけですむかもしれない、誰かその機会があったら試して教えてください


 日は長く緑深まり気は短か     枯沼 

2011年5月18日水曜日

妙な節電

公園の池が濁っており昨年夏はアオコが発生し異臭に悩まされた、池を蘇らせるとのふれ込みで浄化装置まで導入され蘇らせる池との大きな看板まで立てられている。
最近この浄化装置や噴水が止められている、また気温が上がると水が腐敗するのは必死なのだが例の節電で停められているのだそうだ。
昼間は停めても電力余剰の夜間に動かせばよいではないか、溶存酸素量が不足し酸欠状態なのだから夜間に水を攪拌し空気を入れれば停めているより効果ははるかにある。
公園の管理者だって曝気の原理は分かるだろうに。


  卯の花匂う垣根に鳥は来ず    枯沼

2011年5月17日火曜日

東海道新幹線は上りか下りか

伊豆山神社へ行ったとき東海道本線と東海道新幹線の線路が並行して見えましたた、折りよく新幹線の列車が来たので何枚か写真を撮りました。
近くの湯河原は鉄道とか鉄道沿線をテーマにした殺人事件を書くミステリー作家西村京太郎さんの記念館がありまして四百円の入場料を出して見てきました、氏の書いた本が壁に総て飾られ、作家の好きなドイツ製の高級鉄道模型が走るジオラマと直筆原稿数点があるだけでした。
残念ながら僕は一冊も読んだ事が無いので作風を知りませんが、この新幹線へ爆弾が投げつけられ殺人事件が起こったとしたら、あなたは目撃者としてこの列車が上りであるのか下りであるのか、どちらかを110番通報しなければなりません、さてどちらでしょう。


ヒント:地図を見る
    左側か右側どちらの線路を走っているか(写真はトンネルに向かって左側走行)
    撮影時刻 午前9時:44分


    撮影時刻を見れば列車名が直ぐに分かりますし、日本の鉄道は左側通行が原則です????




  光りおり濃いも薄いも楠若葉          枯沼

2011年5月16日月曜日

朝日

上は13日の早朝の真鶴半島、夜来の雨が少し残っていたが鳥見には関係ない雨量、右は14日の早朝太陽が出る直前だが太陽が出る出ないで明るさとか色調が異なるのは当然としても自然界の生き物の活動に差が出て来た。陽光が差し始めると鳥たちは活発に行動し始め飛ぶ数が違うし啼き方も力強くエネルギッシュ、崖の上下方向に何種類もの鳥たちが飛び交う。
僕も久しぶりの太陽に奮い立った。


キビタキと挨拶交わす伊豆の旅            枯沼

2011年5月15日日曜日

真鶴半島の日の出

Y兄からのお誘いに参加すべく極力安静にして体調が半復になったのでお邪魔した。
主は買い物、客は酒盛りを始め延々6時間も何の遠慮もなく飲み食い、珍獣の鼾や戯言もツマミにして初めて出会った経緯から今までの事を喋り温泉へ入れていただき就寝。
翌朝4時30分が日の出、それに合わせて起床し鳥を起こして鳥見をした、憧れのキビタキが寝ており目が合ってしまい彼も驚くし僕も手元が狂いそうだった。(この写真は準備が出来次第、鳥見の方でお目にかけよう。)
三日間毎朝早起きし迷惑がる鳥の朝食を邪魔し追っかけをした、海抜50m位の坂を夢中で上り下りしたら疲労困憊、美味いキンメの煮付けで栄養補給したが追いつかず睡魔が襲う現在だ。


  香り好しみかん花付け古道往く      枯沼


写真は日の出直前の真鶴半島

2011年5月11日水曜日

もう梅雨が始まるのか

台湾から走っている低気圧の帯に台風まで乗ってくるようで大雨の予報が出ている。梅雨前線が太平洋に出来ていて、それが活発になってきたのか、もう梅雨の走りなのかもしれない。
明日から台北で知り合った方々とお目にかかるのだが極めて残念な雨だ、誰が雨男か知らないけれど困った土産だが稲作国家だから雨が降らないと困るが限度を越えた雨降りは困ったものだ。
と言うわけで12,13,14日は留守をします。


   青梅のちさき実揃い雨間近    枯沼

2011年5月10日火曜日

咲いていたキスゲ

公園の草むらを眺めていたらたった一輪キスゲが咲いていた。
少し早い気もするが上水が刈り取られているので、参考になるものがなく不明。
昨日blogが機能せず無料で使っているgmailが容量不足になったと推定し新たなmailアドレスを設定し
blogまで夢酔独言(二)と新設して、こちらを開けてみたら使えるのに驚いている。
半日いじり回したがムダだった、変更すると外国から読みに来てくださっている方々へ連絡出来なくなるので心配していたが無用になった。




    キビタキが来たり緑は深まりて       枯沼

2011年5月8日日曜日

早い衣替え

企業によっては節電対策として5月からネクタイや上着無しで半袖シャツ勤務差し支え無しとしたところがあるそうだ。考えてみると冷房使用を節減し節電する事は企業のコスト削減になる、今までも早くから夏は自由な服装でかまわないと言いたかったが何でも横並びでお役所の意向に合わせる日本の企業体質から行かなかったのだろうが、お上から早くしろとお達しが出たからには挙って節減するだろう。幾ら半袖シャツでよいと言われても風通しの悪い場所に座っているのは大変だ、最近のビルは窓が開かないから風通しが悪いし皆さんご苦労様としか言いようが無いが従業員は苦しいけれど節電貢献と経費節減の一挙両得ですね。
   苗売り場賑わいおりて立夏過ぎ      枯沼

2011年5月7日土曜日

節電の売り場で

逆療法をしようと散歩に出て全快とは行かないが快方に向かいつつあり来週は予定の医者巡りと熱海へお泊りのつもりです。
途中で柏餅で餅が蓬餅がないかとスーパーに寄った、節電対策で薄暗い店内をうろつき回り、どうしてこうも照明を落としているのかと思う場所に柏餅が並べられていた。
柏餅でも柏の葉が緑色が濃く、これがカシワの葉かと思われるものから伝統的な色をしたものまであり餅の方も白、桃色、黄色、緑色をしたものが容器に入れられて並んでいた。
草もちと示された場所から一箱取って確認せずに勘定して帰宅した、家人が茶を入れて食べようと持って来たら葉っぱの緑色が濃くてカシワと少し違う、葉で餅をすっぽり包んであり中身は白い餅だった。
容器には申し訳程度に白とラベルが貼ってあったが薄暗い売り場で思い込みで取ったようだが笹団子みたいにすっぽり葉で包み込んだものがあるとは知らなかった、長生きするものだ。




     立夏過ぎ冬の下着を換えぬ我          枯沼

2011年5月6日金曜日

安静ですよ



秋から冬にかけて水道局で草刈し冬の野鳥が身を隠す場所がなく来れないようにしてしまった。
昨年まで細々と永らえてきた武蔵野の植物たちが元気に出てくるか心配だったので安静を命ぜられているが逆療法で微熱を飛ばそうと抜け出して玉川上水の植生を見に行って来た。


僅かであるがホウチャクソウが咲き出していた、たしか花の小さいオニユリだったと思うが例年の場所に伸びていた。
ムサシノキスゲは見当たらなかったが、毎年フェンス際で咲いていたから大丈夫だろう。
しかし刈るというより削ったと言いたいくらい徹底して刈ってしまったものだ。
ホウチャクソウとかナルゴユリが咲き出すと雨季が近い。


  おぎくぼの窪わからずに咲くつつじ  枯沼

2011年5月5日木曜日

見当識がずれる

声が大きく、握力があり、歩けて記憶力がしかっりしている、自分の事が出来る老人は未だ当分大丈夫な人間で反対の人間は見当識がずれ始めると僕のメモの最初に出て来た。
見当識なる言葉の意味を知らず電子辞書を引くと指南力を見よと出て来た、この指南力もわからないのでいよいよダメに近いかなと引いてみると時間と場所、及びこれに関連して周囲を正しく認識する機能とあった。
要するに老人性痴呆の事で今何時か自分は今何処にいるのかはっきり理解出来て行動しいるか否かを指していたのだ。
昔の方は北を指してこの見当が北かと聞いたりしたが最近では使われないし、指南も教えるとか指導するだが剣術指南、あくび指南・・・・と出てくる位で浅学の身は最近ではうっかり口を開くといい年をして、あんな事も知らないでと思われかねない。
せめて足だけでも鍛えて徘徊に備えておこう。


      人いない公園つつじ紅く燃え                枯沼

2011年5月4日水曜日

来てた

隣の駅から少しはなれた商店街の外灯にも毎年営巣していたが今年は全く見かけず心配した。
4月20日頃から此処へ観察に来ていなかったが、咳をしながら来て見ると古い巣を再利用し抱卵しているようだ、これで一安心。
しかしながら周囲を見まわすと毎年この辺りでは10羽以上のツバメが飛び回り総ての外灯や店の門燈にも営巣するのがしていない、震災の影響が出たのか低温のためなのかツバメが減る原因が昨年帰国以降にあったのだろう。
害虫を食べてくれると大切にされて来たツバメも雛が育つと巣の外へ糞を出すから人が集まる場所では嫌われている、京王電鉄では各駅で段ボール箱を糞受けとしてぶら下げて保護している。
どこでも手厚い保護があれば飛来害虫は少なくなるしツバメが来て幸せになるお宅も増加するだろう。

鳴き交わすツバメ少なく黄砂来た        枯沼

2011年5月3日火曜日

雨の降り始め

大陸から飛んでくる黄砂が高空でひどい状況だ、黄砂予報を見ても今がピークだと思われるくらいだ。
陽光がはっきりと見えずボケている、微粒子が無数高空に数え切れないほどあるから光が乱反射しボーっとした日差しになっているのだろう。
この黄砂が通過し雨が降り始めた時を想像すると恐ろしい、白いシャツだと傘がないとシミが出来てしまうだろう。と言うのは数年前に黄砂がひどかった直後、外出先での雨の降り始めに歩行者が汚れた雨だと悲鳴を上げたので気づいた。大気中の汚れを集めて降って来るのだ、だから雨や雪の翌日の空が青くて澄み遠方まで見える事も。
これだけ大気中に散乱しているとアレルギー物質を含んではいないだろうか、僕の今の鼻炎から始まり気管支炎になる風邪は真冬の西高東低の気圧配置とか黄砂が来たときに罹ると子供の頃から思っているのだが医師に言ってもアレルギー物質は多いからねと取り合ってくれない。

写真はシメ が枝に止まって羽根を畳んだ瞬間(在庫)

http://www.jma.go.jp/jp/kosafcst/

端午節鐘馗太郎箱の中     枯沼

2011年5月2日月曜日

切歯扼腕

今朝も早朝からキビタキ、オオルリ、ムシクイの類があちこちに、夏鳥がやっと多数来たとmailが入る。
しかし鼻が詰まり咳が出て微熱がある症状は改善されない、夜中に咳が出て眠れないから医者様へ行って来た。結果は寝ていろと言った通りにしているか?夏鳥が来ているから見に行きたいが思い切って汗をかいてはどうだと聞いたら、もう逆療法が効く年ではない。
今のところ咳が出ても肺が炎症を起こしている所見はないが年を考えて寝てろとまた言われた。
あれだけ夏鳥が来ないと心配していたのが来たら見にいけないとはくやしい。
しかし咳やくしゃみをしながらレンズを向けてもピンボケになり、またストレスが溜まるから歯噛みし寝ていよう、それが誰にも迷惑をかけない行動なのだ。


 臥す我を知らず夏鳥賑わいて      枯沼

2011年5月1日日曜日

捨てればよいのだが

本箱にシリーズで並んでいるのが語学ラジオ講座のテキスト、帰国し忘れないように始めたのだが8年経過しテキストも溜まった。過去のテキストが何年か後に使えたのだ、昨年から放送時間を短縮し内容が変わってしまい保存しておいても使えなくなった。さっさと捨てて狭い面積を有効活用すべきなのだが生来の不精だ、催促されているけれど一向に気が向かない。NHKも商売気を出してCDまで毎月発売しているから内容を変えないと商売にならないと気づいたのかもしれない。
この語学講座、その気になれば何ヶ国語も習得出来るしテキストの投稿欄を見ると旅行に行ってから30年続けていて先日行ったら総て通じたのでガイドが不用だったですとか、講座のお陰で商売で通訳抜きで喋れるようになったとか僕にしてみれば信じられない凄い勉強をされている人がおいでなのだ。
80数歳ですが続けており毎日が楽しみと投書されている人を真似して習慣としてやってみるか。


 風強く五月の鯉に背骨あり      枯沼