2011年2月7日月曜日

トラツグミ

この個体は少し色が薄いように思われるがトラツグミで古代には鵺(ぬえ)という想像上の怪獣と鳴き声から混同され忌み嫌われて来た。或る天皇は外出先でこの鳥の鳴き声を聞き腰を抜かして行幸を中止し御所へ戻り寝込んでしまったり、別の天皇も同じような話しがある。
公園にトラツグミが来るようになり鳥見の方々が気にかけている、僕が出てくるのを待っていたら小さな声でホーホーと鳴き声が聞こえて来た、この声が一晩中毎晩聞こえたら古代のやんごとない方々は気持ち悪かったであろう。鳥として、そう珍しい種類ではないようだが数多くは見られない、おとなしそうだがシロハラと縄張りを争い気の強いシロハラを追い出してしまった、トラの威を借りたツグミかもしれない。


   鼻水をすすりて我は藪に立つ     七一翁

3 件のコメント:

shiro-chan さんのコメント...

学生時代まで暮らしていた町に鵺の塚がありました。近くには鵺塚橋という橋もありました。鵺という怪物がどういうものであるかの説明は忘れましたが、あの震災でも残っているはずです。機会があれが訪ねてみようとおもいました。

ター さんのコメント...

2時間とはよくぞお待ちになりました。
待つのは嫌いでも鳥見だけは別のようですね。お陰で、珍しい鳥を拝見できました(アリガトウ)。

さんのコメント...

shiro-chan 様

 芦屋へ行って見てこようかと思いましたが
バーチャルにしました。

鵺を調べるとありました、これが極め付けで
最後に芦屋も出て来ます。
http://www.rinku.zaq.ne.jp/bkcwx505/Nohpage/Nohfurusato/Furu10Nue/NohFuru10.html

ター様

 食べ物とか駅で並ぶのは嫌ですが生き物が出てくるのを待つのは好いものです。
お化けでも可。