2011年6月30日木曜日

ルオー展

まり好みの作風でないため気が進まなかったので入場券を放置しておいた、期末まで二、三日となったので雷雨の雲行きだったがご維新と同じくらい変わった汐留へ初めて出かけた。
行ってみると狭い美術館で人気の展示だったら入場制限しなければならないほどだ。
幸い空いており暗い梅原龍三郎みたいな感じの絵をかなりの点数見て来た、日本初公開の風景画と銘を打ちブルターニュの風景などが展示されていたが、どうも今ひとつ心を打つものが僕には感じられなかった。ルオーと梅原を対比してしまうからだろうか。
写真は一枚だけ絵葉書を買った1939年作「聖顔」


あじさいやよあけはやくてつゆやすみ         枯沼

2011年6月29日水曜日

イヤフォンの識別



今の外来日本語ではイヤフォンで良いのでしょうか?耳に差し込んで音を聞くレシーバーの事なんですが、僕の持っているipod nanoは4cm角で小さいのは良いのですが説明書が無くて部品名が分からない。この耳で音を聞く道具が不便なのです、外れやすいしR,Lと小さな同系統の淡い文字で書いてあるところを見ると左右が決まっているのでしょう。(クリスタルレシバー以降このようなものを使ったことが無いので正式名称を知りません。)
淡色の小さな文字で書かないで右の電線は白色、左は黄色としてくれれば一目瞭然、それにどちらかに金平糖の角をはやしておけば暗闇でも、お目の不自由な方でも分かるのだが何故そうしないのだろう。
電車の中で時々電線がこんがらかりほどいている人や左右を見ている人がお出でです、同じ気持ちでしょう。ユニバーサルデザインにして全世界共通にしておけばよいでしょう。
先日mailで何か不自由はありませんかとアンケートが来たので書いたが返事はまだ無い。
電池の寿命が短くなるほど聞かれている女性直江兼続の誉れ高い方も苦労されているのかな?


 濃い黄色百合二輪あり威張るほど       枯沼

2011年6月28日火曜日

空振り

鳥見に出かけたが水蒸気が多くて風が無く酷い状態、電力が供給量を越えるのではないかとの声も聞こえるくらいだった。
公園は熟れた木の実に群がるムクドリの声のみにぎやかでカルガモ、カイツブリがいるのみで池の水が腐り始め臭気がわずかに出ている。
何処をぶらついても野鳥はおなじみしか見られず動物園へ行き里山で見られる野鳥の籠から聞こえてくるコマドリの声を聞いて来た。
僕が観察小屋の中にいてコマドリ、コジュケイ、キジなどを見ているのだったら、どれほど良かったか。
軽井沢や八ヶ岳山麓に別荘がある方が羨ましい。


 紫陽花の思い知りてかトンボ飛ぶ      枯沼        

2011年6月27日月曜日

やっと見つけました



緯23.5度北回帰線より約10kmくらい北の斗六市の工場で夏至の正午に撮った影。
(yuki55さん時代の氏のHPに寄稿していたのものを無断転載)
周辺は養魚場と水田で水蒸気が多くうす曇で蒸し暑い気候で晴れたためしがありません。夏至の日に載せたかったのですが何処へしまいこんだかやっと思い出した次第。
歩いている人を撮ったので直立していませんので頭が若干前に出ており残念なのですが、この時は未だ「夏至を正午の影の写真を撮らせてくれとか僕の影を撮ってくれ」と上手く喋れなかった時代、毎年狙っているのですが出張出来なかったり天候が災いしてこれしか写真が残っていません。今でも無口で控えめな性格はダメだなと後からしみじみ思います。
足を開かず直立不動だったら殆ど影が見えないのですが今にして思えば極めて残念です。
殆どの方は興味の無い話しですが日本から夏至の正午の影を見に来られる方が毎年何人かいますよ。下の写真は汽車の窓から撮った北回帰線記念塔。




   朝顔の咲くを知らずに夕気付き        枯沼

2011年6月26日日曜日

近頃都で見ぬものは

最近、梅雨の花形であったナメクジ、カタツムリを殆ど見なくなった。
ナメクジにいたっては全く見ない、亡くなった志ん生さんがナメクジ長屋に住んでいるとか、この手の生き物について寄席では特に力を入れて語っていたが彼が生きていたら驚くだろうし聞いていた我々もナメクジが台所とか湿った場所に今の時期には必ず居て身近な生き物だったから笑えたのだ。
カタツムリは写真ように小さい奴は見られず大きなエスカルゴになるような奴は時々園芸店付近で見かける。
気候の温暖化によりナメクジやカタツムリは生息しにくくなったのか、都市では餌となる腐食した材木とか落ち葉や雑草などが少なくなった影響だろうか。
デンデンムシが個人タクシーのマークでしかお目にかかれないとは、提灯もそうなるのかなと思ったが赤提灯がある限りだいじょぶだろう。




  梅雨降れど蝸牛に会えず青蛙           枯沼

2011年6月25日土曜日

ヤマモモ

恥ずかしながら僕は先ほどまで、この実をコケモモと思い込みしかも伊賀柳生家の秘宝は「コケモモの壷」に入れられていたも思っていた。
公園にあるヤマモモは熟しており野鳥が来て食べているのであろう、沢山下に落ちている。何個かつまんで食べたら甘酸っぱくて美味しかった、ビワにしても誰も食べる人がおらず放置され野鳥の食べ残しや食べ損ないが樹下で腐敗している。


コケモモと思い込んでいたがオホーツク海岸のベニヤ原生花園でコケモモを見たが地面に這いつくばって生えていたしサクランボの小さいような果実だった、あそこは厳寒でブリザード吹き荒れる地だから樹木は低いが余りにも違いすぎるので調べなおしたらヤマモモが正しかった、うっかりして恥をかくところだった。


ついでに柳生家秘伝の財宝の在りかを隠した地図が入った壷は「こけ猿の壷」で丹下左膳が出て来てお決まりの騒動が始まる発端の壷の名をどうでも好い事だが記憶違いしていた。


いつも何事もいい加減に覚えている私が珍しく妙だ、変だと気付くのですから最近にない椿事です。


 ノカンゾウ夏草別けて凛と立て     枯沼

2011年6月24日金曜日

被災民の話し

夕べ同期の集まりがあり東京湾岸の千葉県民で俺は被災地に住んでいると自称する男が話してくれた。
今度の災害で便利だった事二つ
 ① 地震保険   
          役所は二人係で調べに来て判断がつかないから役所で相談しますで返事なし。
          民間の保険会社はゴルフボールを一個部屋の真ん中で転がし、ハイ全損ですと判定し翌週保険金が振り込まれていた。兎に角仕事が速い。


 ② 自家発電充電器
             携帯電話に充電できて便利だったそうだ。
            
             *非常食の会社にいたときに、これを発売している生協本部が来て、あれは充電用電池で充電しているので充電用電池をいつも充電しておく必要がありますよと教えてくれたので僕はひと月一回くらい充電している。


  ゴルフボール一個で全壊、半壊などと即決判定は分かりやすく説得性がある、何故お役所は使わないのだろうか。




  夜八時工事終いて夏至の今日      枯沼

2011年6月23日木曜日

ハイク

ハイクはハイキングの略ではない、俳句の事なんです。
先日久しぶりに若い頃の職場の連中が集まり昔の話をひとしきり話し、上司や先輩が如何されているかなど話題は尽きなかった。
どこでそうなったのかは思い出せないが私がこのblogの一番下に自分としては「俳句」と思っている句を書いているが、あれは俳句じゃないよ、出鱈目だよと元上司が言われた、そうですね廃句ですねと相槌を打つのまで出て来た。
昨年末もK女史から「テレビのカシャッと575」に似ていて面白いと妙なお褒めを頂き、そうかな少し勉強しないといけないかなとも思った。
しかし蕪村の解説書などを読んだら彼は芭蕉を意識し芭蕉の句のもじり,芭蕉自身が漢詩からヒントに得ているのを作り変えているなど何回も手直ししていると書かれていた。
ぼくはこのblogを書くと同時に5分くらいで句を作っている、漢詩の意を汲み作り変える才はないので本格的に作られている方から見れば俳句ではないと思われても仕方が無いか。
駄句でお目を怪我すのは申し訳ないが少しは頭をひねり廃人になるのを避けるためである事をご理解ください。
何年か先に俳人に近づいたよと思われる事が万が一ありましたらコメントください(ペコリ)




    蜜食べに暑さ気にせず来るセセリ         枯沼    

2011年6月22日水曜日

夏至

今日は夏至で久しぶりの晴天、朝から濃い影が出来ている、なぜか今日の影にこだわる。
夏至の正午の太陽の位置は北回帰線上に来る、そこでは太陽が真上だから影は物体の真下に出来る。東京は北緯35度だから北回帰線23.5度より11.5度北に位置しているから少し太陽光は傾斜して照射するので影が出来る。
上の写真は今日の午前10時45分と下側は12時の同じ場所の影、12時はかなり影が杭の下にあるが完全に真下へ来ていない。
23.5度の地へ飛んで行って写真を撮りたかったが今週は用事が続き出かけられなかった。


 久しぶり夏日差すそと鳥は来ず       枯沼

2011年6月21日火曜日

カナヘビ


今日の玉川上水はカナヘビとトカゲが多く見られた、今は天敵のモズがいないからハヤニエにもされずに安心しているのだろうか。
尻尾がメタリックブルーのきれいな二色、大きい写真も掲げようと思ったがトカゲのバンドは良いが生きた姿は気色悪いと卒倒する方が出るといけないので削除した。
僕はトカゲもカナヘビもすべてトカゲだと思っていたがトカゲは全身褐色のようで文字道理ヘビメタの金属光沢のある奴はカナヘビでこの色の境の辺から尻尾を切って逃げるそうで、こいつは境目の途中か色合いが不自然だ。
アップして頭を見ていると精悍な顔つきで覗いている僕の方が間抜けに見えただろう。




    カナヘビの光る姿や梅雨晴れ間       枯沼

2011年6月20日月曜日

黴の話し

雨はぱらつき、時折止んで薄日が差しそうになる。慌ててカメラを持ち出し歩き出すと又降り始める。最近のカメラは微弱な電気でレンズまで動かしているから水濡れは禁物。まして梅雨時で湿度が高くレンズは黴が生えるので除湿箱へ格納される方がお出でだが僕は今までした事が無い、油断するとやられるだろう、台湾の友人たちは凄い除湿箱にカメラも入れていた。
この黴が戦時中B-29の燃料タンクの内部に生えて燃料が漏れ田が最初は原因が分からなかった。
日本へ空襲に来るB-29だけ穴が開くので調べた結果、日本の大気中の黴が燃料が消費代わりに入り込んだのだ。対策としてゴムの幕を内部に貼ったと微生物の本に書いてあった。
湿度の低い国で製造された乾燥食品は包装が簡単で穴が開いていても黴が生えないから気にしていない、何でお前らそんなに気を使うのかと聞かれたことが何度もあるし結果を見せてやったら驚いていた。
身体に生える黴も沢山あるから要注意、抵抗力が弱くなると身体の内外で黴が元気になり命取りになる、埃高き生活もいいけれどほどほどに。




 風評に色気うらめしさくらんぼ           枯沼

2011年6月19日日曜日

娘の転勤

以前から今度こそ転勤だといい続けていたが、ついに現実のもとなった。入社以来同じ場所に15年以上も勤務し、他の部署を勉強させると言われて久しかったのが幕張メッセの方にある関係会社へ勉強に行く事になった。家から2時間以上かかる場所で毎朝早く、毎晩遅くなるらしく通いきれないから社宅を用意すると言われているらしい。
いつも口うるさく服装や部屋の事を言ってくれる娘がいなくなったらかなり寂しくなる、たぶん家人は娘の部屋へ頻繁に訪ねていくだろうが僕は何処かへ鳥見に歩き回ることしかないな。


 晴れマーク一つも無くて梅雨盛り            枯沼

2011年6月18日土曜日

ホタルブクロ


ホタルブクロはウイキペディアによると関東は花の色が赤く、関西は白いそうです。
蛍を捕まえて袋状の花の中へ入れて持ち返ったとか帰れないとか論争も見られますが、本当に入れられても入れられなくても童話の世界と思えばよいではないかと思った次第。
ホタルを捕まえて花の中へ入れて持ち歩く事を想像するとホタルを捕まえた子供の頃が思い出される、その時に家の付近にはホタルブクロは咲いていなかったと思う。
ご近所でホタルが獲れてホタルブクロが咲いている場所の方は試して見はいかが、マザーグースの童話の世界へ入っていけると思います。


 ホタル入れ畦歩く子ら夢の夜           枯沼

2011年6月17日金曜日

鼻曲がり

今朝、胃カメラで検査を受けた、72年使い続けている皮袋は何処かに綻びが出かけているのではないかと調べた次第。
鼻からやりましょうと看護婦が鼻の中から喉にかけて噴霧とゼリーの麻酔をかけた後、左右どちらの鼻からがやりやすいか調べるため細い長さ20cmくらいの棒切れを先ず左右に通したのち、ファイバースコープの太さだという棒を左の鼻へ通したら入らない、角度を変えても閊えて入らないし痛む、右に変えてみたら少し痛むところがあるが通るので右からにして検査も終了した。
左の鼻の穴はどうして閊えるのだろうかボクサーのようにパンチを食らった事もないし、南部鼻曲がり鮭なら分かるが。
胃の中の状態は食道へ胃袋が少しせり出していて逆流性食道炎を軽く起こしている、体型から来るものでなおらない。胃下垂もかなり酷いがこれも治しようが無いがピロリ菌はいないし腫瘍等は見かけないとの結果だった。
非常にきれいな胃袋ですねが最終判定でした。




原発の塵閉じ込めて梅雨は降る     枯沼

2011年6月16日木曜日

勧誘電話

家人が出かけた昼0時30分頃になると決まって電話が鳴る、XX子さんお出でですか、こちらJCBと申します。何回も今時分に電話いただいており、その都度勤めに出ており不在ですと申し上げております。
ハイ、分かりましたキャンペーンのお知らせなんですが、取り急ぎ急用ではございませんが。
ハイ、それも伺っており承知しております、娘は昼間は勤めのため留守です、どうしましょうか?
余程帰宅するまで、このままお待ちになられたら如何ですかと言ってやりたいが余り会話が長引くと温めている昼食が焦げ付く恐れがあるので昼間はおりませんから何回もかけないでくださいと極めて丁重にお断りしている。
いつも同じ声の人のような気がするが不在の人と伝えた人と即座に分けて昼間不在の人はかけてもムダだからかけないようにしたら一挙両得と思いますが如何なものでしょうか、まさか新手の振り込め詐欺ではないでしょうね。




  梔子や痩せてやつれた女が愛で         枯沼

2011年6月15日水曜日

アメンボ

浜田山にある公園の池へ行ったらアメンボが数匹いた、このような水棲昆虫が珍しくなった。
水面をくるくる回るミズスマシ、水の中に棲むゲンゴロウ、タガメ、ミズカマキリ、コオイムシなど捕まえて遊んだりした名前を挙げていくときりがない。
又かと言われるかもしれないがアメンボが水の表面を歩く速度と歩き方に感心する、すべる様に見えるが実際は6本の脚を動かして歩いているのだろう。
沈まない理由は足の先に細かい毛が生えていて水の表面張力に勝っているから歩ける、一度捕まえて容器に薄い食器用洗剤溶液に入れ放して沈むところを見てみたい、たぶんミズスマシも沈むであろう。
タガメのように絶滅しかけているものまでいるのには驚きだ、稲作の形態が変わりヒューム管の小川から水をコンクリートの水路へ流しているから小川がなくなってしまったのが原因ではなかろうか僕は思う。


      アメンボの臭いなつかし田も無くて        枯沼

2011年6月14日火曜日

上手くゆかない

公園や学校、グランドの隅にあるビワが熟しだしている、もう野鳥が食べ始め種や途中で落とした実が地面に落ちているところもある。
ムクドリかオナガが来て騒ぎながら食べているのだが、このオナガを撮ろうとカメラを持って出かけると、何処もオナガがいない。待っていると通りかかりの人が妙な目で見るので諦めて帰ってくる、マーフィーの法則が当てはまる。
それにしても美味そうなビワだ、昔だったら公園のビワは子供たちのおやつになってしまったが今時の子供はビワと知らないのかな。


  ビワなりて子ら知らぬげに登校す    枯沼

パスワード

4、6,8桁の暗証番号やパスワードが増えすぎて最近銀行預金や郵貯銀行から送金出来なかったりクレジットカードや携帯電話の請求を見るための画面が開かなかったりする。
要するに統一するよう修正すればよいのだが金融機関は半年くらいで改定してくれと赤い文字で注意書きが出てくるからその場でついつい変えてしまう、ある一定の法則で変更しているのだが改定したのを忘れて3回打ち込むと当日は使えなくなるから不便と言えば不便だ。
この他にクレジットカード、携帯電話などは、その場の思い付きで申込み後日修正したのとしてないのがありややこしくなっている。この他にe-mail、ブログなど他人様のを見せて頂くもあり一体幾つあるのだろうか、今は何とか覚えているからよいけれど「あれ」が来て全く思い出せ無くなったら、どうなるのだろう、その日はせまり来ているが対策は講じていない。


写真は日本工業倶楽部ビル


   梅の実が色づきおり草伸びて         枯沼

2011年6月13日月曜日

昼飯を買う

元都庁があった場所に広場がある、そこに丁度時分時で小さな車に調理器具を乗せた弁当販売の車が5台くらい来て店を広げていた、匂いからカレーを含めてアジア系の料理のようだ。
この界隈で仕事 をしている寅さん流に云うと労働者諸君が列をなして昼餉を買い求め、炎天下のその場で食べる人、頼まれたのか当番か何個も入った袋を下げて歩く人、これからと炎天下で順番を待つ人が大勢いる、安くて上手い昼飯を毎日素早く食べて昼寝をしたり将棋を指したりする事は諸君にとって至難な事なのだろう。これも寅さん流の言い方だと大手町の一流会社へ勤める方々は会社の食堂で安くておいしいご飯が食べられるのだろうが、毎日何にしようか考え彷徨わなければならぬ企業の方は大変だ、中には飯まで同僚と同じものを食べるのは御免と外へ行く人もいるだろうから並ぶ人全てが労働者諸君ではない。


  アジサイの花それぞれに思いあり              枯沼

2011年6月12日日曜日

和菓子

我が家近辺や百貨店の和菓子屋で最近このような和菓子を見ない、伝統的な職人が手でひねったりこねたりした和菓子が少ない。饅頭はあるが焼き菓子が多いような気がする。
甘いものが苦手なため注意散漫なためかもしれないが、あっても水羊羹のような気がする。職人が少ないのか日持ちを考えると焼き菓子とか創作和菓子のように洋菓子に近いものが人気があるのかもしれない、消費者の嗜好を変えたのか変わったのか、僕は見慣れた、食べなれたこのような和菓子が好きだ。
しかし一番好きなのは「水カステラ」です。


        夏浅く並ぶ水菓子数少し      枯沼

2011年6月11日土曜日

分かりやすい工事現場





 丁度十二時丸の内を神田方向へを歩いていたら大きな再開発の現場を通りかかった。
工事現場は高い塀で隠されていたが塀に江戸時代の地図、再開発前の地図そして新たにどう変わるかを地図で示してあった。
きれいな写真を撮りたかったが歩道が狭く図面が大きく人通りが昼で多くて立ち止まって見ている人の背中越しに撮って来た。
江戸時代の大名屋敷がビル街になり、新たに高層ビル群が分かりやすく説明されており工事現場を通るたびに歩道を狭めてけしからんと思いながら歩いているのが全く気付かずに感心しながら歩いていた。
一番下に完成した高層ビルがあるのだが撮りきれなかったが誰が考えたのか楽しい工事現場だった。

 青梅が叩き落され子等夢中      枯沼

2011年6月10日金曜日

お誘いが来た

夕べ、床について暫くして夢だったのだが名古屋の生家の玄関のガラス戸に真っ青な顔をした友人が四人立っており戸を開けろと言う、勝手口からも声がする。見れば鬼籍へ入った友人たちが出てこい、飲みに行こうか遊びに行こうかは定かでないが誘ってくれている。
僕は怖くて止めてくれと断っているが来いよと誘ってくる、ダメだと声を出しているのだがしつこく誘う、家人が何をうなされているのと起こし、やっと解放された。
今思い出しても背筋がぞっとするが、間もなく仲間になるという暗示なのだろうか。


  キンシバイ夏が又来て老いかさね             枯沼

2011年6月9日木曜日

久しぶりの都心

震災後、何回都心へ出て来ただろうか、皇居の木々の緑がすっかり濃くなっているし外濠の水にはアオコが発生していたりハスが大きくなって間もなく花をつけるだろうというようなほぼ夏の風景だった。
町へ昼食に出てくる勤め人の服装がポロシャツだったりノータイで流行のクールビズでした。
美術館へ出かけたが今回もおしゃべりおばさんの声に悩まされた、美術館でも喋り声に注意してくれとか携帯はマナーモードにしてくれとビラをくれ注意を喚起し更に館内放送でも注意しているのに完全無視、普段の無沙汰の詫びなど揃って来ているのだから駅ででもしてくれば良いのに。
僕は僕の受け止め方で鑑賞しているのだが隣で辺りはばからぬ声で感想や批評されるのにはまいった。


  トンボ飛ぶ都心の道は歴史あり       枯沼

2011年6月8日水曜日

頑張っていた



同じ職場で働いていたD君は微酸性電解水という細菌やウイルスの殺滅にかなり効果のある殺菌水と製法を発見した男だ。
その彼とFOOMAという食品機械展示会に自分が開発した電解液を作る装置を販売していた、僕が外国にいる間に退社し僕の名簿では行方不明になっていた。
会場で元会社の人が彼が出展していると教えてくれて昼の客がすく時間に会いに行った、考え方がスマートでユーモアも解する彼が元気で商売をしている様子が分かりうれしかった。
昼間といえども客が来るから落ち着いて話しは出来なかったがOB会を近々やると話したらぜひ出たいと言ってくれた。
その日にゆっくり話をすることにして別れた、過去の経緯は知らないけれど往年の目黒で飲んでいた若者が残っていたので安心した。




       何事もやる気失せるや梅雨のあめ      枯沼

2011年6月7日火曜日

日本人よ前を見て歩け

駅に着いた電車から出てくる人、これから乗ろうという人、商店街や雑踏を歩く人、殆どが俯いている。
携帯のメールを読んでいるか返事を打っているのか前方から歩いてくる人をお互いに見ていない。
極端に言うとぶつからないように手で振り払いながら歩くしまつ、老人や障害のある人々に注意など払っていない、失礼ながらそんなに火急なメールが全ての人々に来ているとは思えない。
日本人よ前をきちんと見据えて歩きなさい、そうしないと道を踏み外すよ、写真の鳥でさえ前を見て歩いているのだから。


    葛餅を売り始めたと文字太め          枯沼

2011年6月6日月曜日

このような時代

バンの親鳥が予想もしない場所で雛に餌の小魚を獲り与えていた。
僕も育ててもらったし子育てもした、ずいぶん昔の事のようでもあるしつい昨日の事のように感じられる。食糧難の時代に親はどうやって食料を確保したのか、大変な事であったろう。一升瓶に玄米を入れて竹のステッキを杵の代わりに突いて精米し少し皮を剥いた米と麦や高粱、稗、粟などの雑穀や
サツマイモ、ジャガイモ、サトイモなどを混ぜて炊いた粥状だったり飯もどきがご馳走だった。おかずは大根の煮つけでりご馳走でかぼちゃ。この時代でももう少し米の比率の高い食事をしている家族もあった、配給以外にヤミで手に入れたり貢物だったり、それを見ると羨ましかった事をバンの給餌を見ていてふと思い出した。僕の子育て時代は形式的に米穀通帳が存続していたがすぐに廃止なった頃で子らにひもじい思いをさせなかったし、食を探し求める苦労が無いだけよかった。




    久方の夏の太陽犬吠えず           枯沼
    (意味難しいかな、蜀の犬は太陽に吠えるがヒント)

2011年6月5日日曜日

飛びもの

野鳥が飛んでいる姿を撮る事を飛びものを撮るという、僕が好きな鳥の姿だけれどなかなか上手く撮れない。
種々試みているが失敗の連続、カワセミの飛ぶ姿は恰好良いが最近カワセミそのものにお目にかかっていない。
ツバメも少なくなりツバメ返しの練習が出来た昔がうらやましい、ヒバリも天高く上がりホバリングして囀っているが望遠レンズを狙い続けているのはつらい。




  揚げヒバリ久しぶりおり梅雨休み      枯沼

2011年6月4日土曜日

梅雨の晴れ間に

釣れますか?釣れません、そうでしょう夕べの雨のたまり水ですから。と寄席では話の導入にこのような小話をするが、今日は多摩川へオオヨシキリを見に行ったら川岸には釣りする人々の竿が林立し一人で四本立てている人もいた、大きな鯉を目の前で釣上げた人がいた。
殆どの人が餌をつけて投げ込んだら、何処かへ行ってしまい竿が立っているだけ、あまりに釣竿が多く岸に沿って歩いて行き難い、原因は川の中で土木工事を大規模に行っており車の出入りで流域にネットを張り立ち入りが出来ないようにしているからだ。従って鳴き声はするけれどオオヨシキリを見に川原の草原へも近づけない。
僅かに草を刈り込んだ広場があるだけで約10kmの流域の半分は堤防を歩くしか仕方が無く、朝早くから来ているであろう釣竿に遠慮して歩いて来た。
そんな訳でオオヨシキリの声が少なく、ヒバリが一羽、コアジサシ一羽、ホオジロ一羽、ムクドリ多数、バン雛3羽と母親、ツバメ4羽くらいしか見られないさびしい多摩川だった。
鳥はあちらでご覧ください。


  梅雨休み若人群れて焼肉す            枯沼

2011年6月3日金曜日

気が重い改築

六畳の和室の押入れの扉が観音開きの戸になっているので使いにくく換えたいと家人が言い続けていた。お隣が転居しリホームし新しい方が入居する事になった、どのように変更するのか家人が見に行き業者と会った、そこで我が家の使いにくさを話した所が一部屋でも改造すると言われてやる事になった。そこはわが書斎で全て移動しなければならず工事開始の期日が来週に迫り本の整理移動などしなけれならず頭がいたい。
工事中も些細な仕事であるが業者が出入りするらしく何処かへ逃げ出したい。


    梅雨晴れの蒸し暑き道木影無く         枯沼

2011年6月2日木曜日

ヒメジャノメ

ヘビの目を図案化したした日本伝統の模様で家紋にもあるようでして、起源はいつか分からないが写真の蝶の模様が蛇の目。この模様をつけた蝶は林や木陰のあるところを飛び回るものが多いようでもう少し大きいジャノメチョウの方が多く見られると思う、特に樹液を出す幹に飛来しカブトムシやクワガタ、コガネムシなどと会食している。
ジャノメチョウの類は果物や樹液の醗酵した匂いに誘引されるようで母は酒飲み蝶と呼んで杯に清酒を入れて飛来を見せてくれた事を思い出したした。
このジャノメ蝶の一種が未だ我々の傍で生活出来ている事にうれしく思った。




       梅雨寒や布団かき寄せ夜半過ぎ       枯沼

2011年6月1日水曜日

出でよ後藤新平

今の政界を見て救国の楚となる又はなれる人物がいるのだろうか?
誰が首相になっても、どの政党が政権を取っても批判にならない批判を繰り返すだけ。これで何人首相が代わったのか、陰に回ってくじゃくじゃ批判をしている岩手県出身の方がおられるが郷土の先輩にりっぱに関東大震災を復興させた方がいるではないか、なぜ真似をしないのか。
今は指導力、決断力、先見性のある人が求められるがいない、しかし出来上がっている内閣を壊して新たに作ればどれだけ時間が掛かるか分からないのか?5年くらい休戦し全政党が合同で被災者のため、混乱した経済立て直しのために運営してもよいではないか。


 種まきのプロペラ揃い青楓     枯沼