新暦では今日から七月、子供のときは笹を取ってきて七夕の短冊を書いて飾りを作った。母が里芋の葉に溜まった朝露を硯に受けて墨をすると習字が上手になると言った事があり、名古屋の家の家庭菜園の里芋へ露を取りに行った。これは本当は別の植物の葉から集めるのか,七夕でなかったかもしれない。今ふと違う行事だったかなと思ったが今冬に母が逝ってしまったので確認しようがない。
今は筆ペンとか毛筆の代用品があるが、硯に向かい墨を磨らなければ事が始まらなかった。墨をすることで心の落ち着きが出来、今のようにパソコンにいきなり書き込み,それで終わりでないところの良さがあった。
昨今のように地球が破壊され四季の移ろいが無くなってきて日照りか土砂降りかになってくると朝露を踏んで歩くとか,朝露に裾を濡らすと云う風情が無くなってしまうのか。
そよと吹く風に揺られて朝露は 七一翁
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