2010年9月4日土曜日

ガマの穂


神田上水沿いのお宅でビオトープのガマが今年も穂をつけた。茶色をした太い部分が雌花で上の細い部分が雄花だそうだ。開花すると黄色い花粉が飛び散り、結実し成熟すると白い綿毛のついた種子が飛び散る。私は綿毛に種子がついているとは思っておらず、これを書くについて調べて知った。


ガマの綿も布団の綿として利用されたそうで神話の因幡の白ウサギも治療材としてお世話になっている。余談だが大黒様はガマの白い穂綿ではなく雌花から出る花粉に薬効があるのでつけると好いと言われたとか。
今は水生園とかビオトープでしか見られなくなったガマも川辺に繁茂する植物で秋の穂から綿が飛び出す時期は人々が採取したのだろう。
何気なく見ているが古代から人々が利用して来た歴史があるのだ。




人々の眠りささえて蒲の秋   七一翁

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