2011年5月28日土曜日

スイカズラ

今、若干日陰の玉川上水のところどころに芳香が流れる、実に鄙には稀な良い匂いだ。
匂いの主はこの花で白花が混じって咲いている場所もある、近所のお宅の塀では白い花が殆どだ。
ジンチョウゲやキンモクセイも良い匂いだが少し芳香の種類が違うが実に香しい。
名前の由来を調べてみたら、この花の蜜が甘いので甘味が乏しかった古代に花を吸ったのでスイカズラとついたそうだが未だ試した事がない。
忍冬(ニントウ)とも呼ばれ冬を忍ぶからついた名前だそうで与謝蕪村の句に 蚊の声す忍冬の花散るたびに がある。
この外にテイカカズラ、ノウゼンカズラなどカズラと名のつく植物があるのでカズラを調べると蔓草の総称と広辞苑には書かれていた。




  蚊は来ずに忍冬の花ほろほろと           枯沼

3 件のコメント:

ター さんのコメント...

犬山の城下町で忍冬酒だけ売っている、流行らない店があります。製法は秘伝、原料名にはアルコール、いわゆるリキュールで甘ったるいです。

さんのコメント...

ター 様

 その場所で飲ませるのでしょうか?
中国にはキンモクセイの香りのする高粱酒で
有名な酒があります。

ター さんのコメント...

試飲もさせません。
全く商売っけ無しです。
でも毎年、季節になると忍冬酒出来ましたと張り紙が出ます。江戸時代にタイムスリップしたような変な店です。