2011年7月30日土曜日

団扇の骨


我家の団扇は骨がプラスチックで扇いでも団扇で風を満足に起こせない文字どうり夏炉冬扇だ、ところが昨日音楽会でくれた団扇は子供の時分には何処にでもあった竹の骨の団扇だった、きちんと節の部分に穴を開け少し太い竹ひごを通し開いた細い骨が扇がれた時にしなるのを受けて骨を強化している。
風呂焚きの渋団扇は大きかったが同じような仕組みだった、団扇一つを見ても隔世の感がある。
扇いで出てくる風は何か当たりが和やかで風を起こしましたと言わんばかりのプラスチック製とは趣が違う、うれしいものを貰ったいや頂いた。
 団扇もつ手やせ細りて七二歳    枯沼

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

現代の化学技術を持ってしても、竹の強靭な反発性としなやかさを、
プラスティックで再現するのは難しいのでしょうか。

さんのコメント...

匿名 様

 僕はその方面の知識すら持ちえておりませんが安価なプラスチックで作るのは難しいのかもしれませんね。