久しぶりなのか初めて見たのか分からないがセミの抜け殻を探していたときに見つけたが残念ながら昨年の巣だろう、色が古ぼけていた。この巣が徳利を逆さにした形からトックリバチと名がついたらしい。巣の大きさは一円アルミ硬貨くらい、口が下向きではなかったかと思うがほぼ真上を向いていた、トックリバチの親は蛾の幼虫を捕まえて来て、この中に閉じ込めて幼虫に産卵し羽化したトックリバチの餌にして幼虫が育つようにする。蛾の幼虫が死んだら餌にならないので麻酔をかけて生かしているらしい。最後に穴から出て蓋をする仕組みらしいが蓋したやつは見たことが無い。
巣の材料は植物を噛み砕いて唾液と練り合わせて作るそうですがトックリバチは殆ど見た記憶がない、ジガバチが地面をモンシロチョウの幼虫を引きずっているのを見かけ後をつけて巣穴を見ておき同じように産卵した穴を掘り返して萎びた幼虫を見た記憶ならあるのだが。
夏来たがセミ鳴く求め老い歩き 枯沼
3 件のコメント:
我が家の裏の島熊山では雑木林でクマゼミの合唱が数日前から始まっています。
トックリバチ・・・初耳。
今日の写真は見たこともなかったので面白い。
解説もファーブル昆虫記みたようで楽しい。
枝は生木のようだがトックリの口は上向きなのはなぜか,
真ん中の枝で分かれたトックリの内側の
上と下はどうなっているのか,など謎が多い。
「よりどり‥」の方もいい写真が多いですね。
三四郎 様
少し遅れていたのでしょうね、やかましいけれど夏の風物ですね、鳴かなければ気になります。
治 様
このトックリバチの巣は解説の事例とは少し違っています、常緑樹の葉が上にあるから雨が凌げるのかもしれません。
巣をむしり取るわけにも行かず内部は分かりません、別の巣が無いか捜して見ます。
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